2010/10/15

カニエ・ウエスト、ファッションへの野望

カニエ・ウエストは、音楽業界を支配したが、次なる目標はファッション業界を驚かせることのようだ。彼は、メディアが彼のことを「あのニュース記事のばか」と呼ぶ度にがっかりしているという。

「ファッションは完全に音楽と同方向のものだ。なのにファッションピープルはミュージシャンを見下している」と彼はGQ.COMに語った。「彼らはセレブリティを見下している。俺は、自分がフロントロウに座ろうが座るまいが構わない。単純にアートが見たいんだ、バーニーズのバイヤーがそれを選抜し分類する前にね」。

ウエストは2009年にルイ・ヴィトンのシューズラインをデザインしたが、たった1度きりのコレクションしか任せてもらえなかったことは「ひどく辛かった」と語る。だが彼はカール・ラガーフェルドに出会って、彼の勤勉な針子たちやパタンナーたちの献身的な働きを見て、やっとファッションデザインの仕事は自分に向いていないのだと自身を納得させたのだという。

「彼らはカールを愛していて、彼のためなら死んでもいいと思っている。彼らのおじいちゃんが、彼らに縫い方を教えたんだ」。

By Ella Alexander